紫の道の会とは

 源氏物語千年紀in湖都大津(2008)で「湖上シンポジウム」を行い「自然の中に生きる」というメッセージを導き出しました。その流れを今後につなげるために、地域住民、地元企業、団体などで「紫の道の会」を結成しました。
 大津にゆかりの源氏物語を主題にして、千年前の自然を千年後の未来(3008)につなぐため、打出の浜一帯を「紫の道」と名づけ、いきもの保全のシンボルゾーンとして整備していくことを目的とする活動です。自然環境保全と文化の融合発信拠点として大津を位置づけて、観光面のアピールにもつなげて行きます。

紫の道推進事業湖上シンポジウム
~いのち~紫式部からのメッセージ
2008年7月12日(土)ビアンカ船上

1000年「前」のいのち(植物や鳥、昆虫、魚など)がそのままの姿でいきづいているからこそ、「源氏物語」という文学・文化も、書かれて1000年後のいま(2008年)でも私たちはその時代の人々と同じ感覚で物語に描かれる風景を読みとりイメージを持ち共感を覚えることができるのです。
もし、蛍が巨大な姿だったら、あの「玉鬘」の章の風情は理解できないであろうし、空蝉や夕方に花を開き暗闇で白く息づき翌朝にはしぼんでしまう夕顔もしかりなのです。
この世界的に誇れる長編傑作「源氏物語」を1000年「後」の3008年において、今までと同じように人々が感動できるよう受け継ぐためにも生き物や自然環境が変わらぬよう後世に伝えていくことが大切なのではないでしょうか。 貴重な自然、地域資源を未来に受け継ぐために。

 

 

 紫の道の会

  • 大津市打出浜2番1号
    コラボしが21 9F
    (大津商工会議所内)
    TEL:077-511-1500
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